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2012-04-21 (Sat)
少し前から「風ノ旅ビト」のBGMを作ったのがどんな人なのか、が気になっていたので
プレイ日記放ったらかし(笑)で暫く色々調べてみました。

作曲家さんの名前はAustin Wintory(オースティン・ウィントリー氏…で良いのかな?)。
「風ノ旅ビト」が処女作…という事はなくて、これまでにも色々な方面に
多彩な楽曲を提供されている、多分ビッグネームな方でした。
実際iTunesでも「風ノ旅ビト」以外にのアルバムを幾つか見つける事ができましたし
雰囲気もそれこそ「風ノ旅ビト」に似たものから、想像できない激しい曲調まで色々で
幅広い表現をお持ちの方なんだなー、と思ったりして。

で、この方のブログを翻訳機にかけつつ、自前の乏しい英語彙に照らし合わせつつ
読解してみたら、ちょっと面白い事が分かりました。

『風ノ旅ビトは、ジョーゼフ・キャンベルの作品からインスピレーションを得ている』

このインスピレーションを得た部分がゲーム全体なのか、はたまた楽曲に関してだけなのかは
私の英語力では残念ながら読み解けなかったのですが(汗)
そのジョーゼフ・キャンベル氏のWikiを覗いてみると、妙に頷ける事があったんですよ。

インスピレーションを受けたと書かれているのは、恐らく「英雄と輪廻」という作品。
その作品の構成が

1.Calling(天命)
2.Commitment(旅の始まり)
3.Threshold(境界線)
4.Guardians(メンター)
5.Demon(悪魔)
6.Transformation(変容)
7.Complete the task(課題完了)
8.Return home(故郷へ帰る)

に分けられているんだそうで。
……これ、実際に「風ノ旅ビト」をプレイした人なら、何となく頷ける流れになっている
ような気がします。CallingやThresholdなんかは、そのまま曲名にも使われてますしね。

このジョーゼフ氏の作品はあの「指輪物語」や、はたまた「マトリックス」の構成にも
影響を与えているんだそうで(Wiki情報)。
作品の一部は日本語化されているみたいなので、機会があれば一度読んでみようと思います。
……英語、読めたらなあorz


では長い前書きを終えて。「風ノ旅ビト」低速巡航プレイ記、十一回目です。
旅ビト達の旅はまだまだ続きます。戻れない坂道を下った先には何があるのでしょう──。


それではネタバレ諸々どんと来いな方は、いつもの通り追記からどうぞー。





~風ノ旅ビト 1周目~

chapter 4-2

砂に覆われた広場で、二人それぞれに朽ちた布を色付けていく。
それは『私』達が、知らぬ間にこの世界の事を理解し始めている証拠かも知れなかった。

一つの布が色付く毎に、広場に何か起ころうとしているのが感じられる。
そして相手が最後の布を蘇らせた時に、その劇的な変化は起こった。


広場の中央にあった平たい台座…そこから無数の赤い札が飛び出して来たのだ。
今まで目にして来た札の数を遥かに凌ぐ、まるで柱の如くに空へと立ち上る赤い札の渦……。
その力を借りれば、高みにあるこの広場の出口にも辿り着く事が出来そうだった。

『私』達は小さく【声】を発しあいながら、赤い札の渦の足下で合流した。
遥か上方にそびえる石のアーチを一瞥し、赤い札へと向け大きく歌う──。
赤い札の渦は、果たして『私』達の体を空高くへと舞い上がらせてくれた。

外套に風をはらませ、二人揃ってアーチの側へふわりと降り立つ。
アーチの向こうに広がっていた光景は、先程と同じ長く急な砂の坂道だった。

足を踏み出す前に少しだけ相手の方をみやり、小さく【声】をかける。
いつの間にか隣に立つ様になった相手から同じ【声】が返ってくる事に安堵感を感じながら
『私』は…『私』達は、新たな坂道へと身を躍らせた。


相手の姿を見失わないよう、所々に突き出た岩くれにぶつかる事もない様、
前方を見据えながらひたすら砂の坂道を滑り降りていく。

その道の途中、まるで洞窟の様に口を開けた岩のトンネルを潜った時…『私』は言葉を失った。


岩の間から差し込み砂の道を照らす茜色の夕日。

それを受けて輝く砂の粒は、まるで茜色に染まった海の様に煌いていて。

視界を染める眩しい程に鮮やかな、それでいてどこか柔らかい色。

日が暮れる直前の、夕日の色……。


……『私』は言葉もなく、ただその美しさに心を震わせながら砂の上を滑っていった。
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