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2012-04-16 (Mon)
「風ノ旅ビト」、遂にStoreの評価数が1万件を突破したそうです。
この1万件、が国内限定なのか、それとも国外まで合算なのか、詳しい所は良く知らないのですが
どちらにせよ凄い記録ですよね。

「週間トロ・ステーション」が2年以上かけて築いた評価数を、発売1ヶ月待たずして
飛び越えてしまったってんですから……うん、ファンとしては嬉しい限りです。
これからプレイする人も、今までプレイした人と同じくらいだけの感動を味わえる事を
願いたいですね。

…相変わらず、国内Storeにはサウンドトラックもダイナミックカスタムテーマも
全くもって音沙汰なしなのが相当寂しくはあるんですがorz


では、久々の「風ノ旅ビト」低速巡航プレイ記、遂に二桁大台の十回目です。
塔の天辺を離れた旅ビト達は、また新たな場所を訪れる事に──。


それではネタバレ諸々どんと来いな方は、いつもの通り追記からどうぞー。



~風ノ旅ビト 1周目~

chapter 4-1

赤い布の背に乗ってから、どれだけの時間が経っただろう。
長い時間をかけて砂の上を飛んだ気もするし、ほんの一時この身を預けただけの様にも思える。

いずれにせよ、外套の力に頼る事無く空の道を行ける気楽な時間ではあったのだが……
赤い布達が急降下した事で、『私』はふと我に返った。


高い壁のような建築物を越えた所で、赤い布達は一斉に高度を下げていた。
『私』の、そしてもう一人を乗せた布も例外ではない。
半ば降ろされる様にして、茜色に輝く砂地へと再び降り立つ。

しっかりと両足を砂へ下ろした…つもりだったが、『私』の体は驚く程の速さで
止める間もなく前方へと滑り始めていた。
慌てて辺りを見回せば、もう一人の相手もまた勢いよく前へと滑り出している。

どうやらこの砂地は、前方へと向け長い傾斜が続いているらしい。
先程目にしたすり鉢状の坂よりは余程なだらかな、しかし途中で止まる事は一切出来そうにない
長い長い砂の坂。

途中で砂に足を取られる事の無い様慎重に体の均衡を取り、
所々に顔を出す朽ちた建物の残骸に衝突する事が無い様、体重を掛ける方向を調節しながら
さらさらと輝く砂の上を、『私』達は己の身一つで滑っていく。

やがて坂の終わりに見えたのは──遥か眼下に広がる、まるで休憩地点を思わせる砂と岩の広場。
『私』達は長い砂の坂で勢い付いた体をそのまま宙へ投げ出し、
外套の力を借りながら広場へゆっくりと降り立った。


そこでは今まで幾度も目にしてきた朽ちた布が数枚、台座に繋ぎ止められ宙へと伸びていた。
周囲は岩と高い壁に囲まれている。先程の出口は、この広場の遥か高みだ。
もう一つの出口らしいアーチは『私』達が飛び出して来た砂の坂の出口よりも
やや低い辺りに口を空けており、外套の力だけでそこまで行くのは苦労を伴いそうだった。

しかし『私』達に迷いはなかった。
恐らくは今までの道と同じだ。
この布に『私』達の【声】を分け与えれば、恐らくは。


『私』達は手分けして広場の端へ散り、布の力を取り戻すべく、それぞれに歌い合った──。
| 風ノ旅ビト | COM(0) | TB(0) |
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