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2012-04-04 (Wed)
久方ぶり(flash版「flOw」をプレイして以来?)に「thatgamecompany」公式サイトを
覗きに行ってきました。
色々な嬉しいお知らせが呟かれている中、ふっと見てみた「games」のページ。
見慣れた「Journey」「Flower」「flOw」の紹介画像の下に見慣れない画像が…。

え、何? 2006年発表? パソコン専用ゲーム……。
うわわわわ、メーカーファンを名乗りながら全然気付かなかったよ!(涙)

という訳で凄まじく今更なんですが、「Cloud/雲」というゲームが作られていた事に
ようやっと気が付いたのでした。06年って事は、6年越しか…ブログ始める前じゃない。

どうやらフリーソフトだったらしいこの作品。
現在は残念ながらダウンロードリンクがリンク切れor閉鎖されている模様なので
スクリーンショットやムービーから内容を推し量るしかないのですけれど、
自由に青空を飛びながら、点在する白い雲を集めて大きくする…ような感じでした。

点在するものを集める・空を飛ぶ・自然と工場地帯の対比・鉢植えに咲く花など
技術的にも雰囲気的にも後続作品の「Flower/Flowery」と似ている点があって
眺めていて面白かったです。

そして「that~」さんのゲームには珍しく? 人物が登場していたのに驚き。
普通の人間(女の子?)が長いローブの様なものを纏って空を飛んでいる姿を、
つい旅ビトさんと重ねてしまいました。
流石に2006年製のゲームだけあって、キャラの動きは結構ガクガクしているのですが
それでも特有の雰囲気とそれを描く表現力は流石でした。
50万近くダウンロードされたそうなんですが、もしプレイ出来た人がいるなら
感想聞いてみたいなあ…。


さて。長い前置きの後で「風ノ旅ビト」の低速巡航プレイ記、五回目です。
これ、書く程に未プレイの方には読んで欲しくないという思いが出てきますね。
そして既プレイの方に読んで頂くには、何となく気恥ずかしいという……。
書きたいから書き続けますが、未プレイの人はホント、出来るなら先に遊んでみて下さい。

それではネタバレその他どんと来いな方は、いつもの通り追記からどうぞー。





~風ノ旅ビト 1周目~

chapter 2-2

ざくざくと砂を踏む『私』の足音。
少し離れた位置からざくざくと聞こえて来る『私』のものではない足音。
【声】を出す度、応えるかに放たれるもう一つの【声】。
揃って文様に触れれば、同じ様に、同じ長さだけ伸びる外套の尾。

今まで心細かった訳ではない。
相手が道や目的を知っている様子も感じられない。
それでももう一人の存在と共に砂漠を歩むのは、心強く楽しいものだった。


崖を上ろうと試み、風に抗おうとしては吹き飛ばされ、暫く砂の上をさ迷った後。
もう一人の赤い外套が、この場所に根付く一つの仕掛けを見つけたらしい。
離れた場所を探索していた『私』を呼ぶかに小さく広がる【声】…『私』は迷わずそちらへ走った。

小さく硬い台座のようなものの上に固定され、頼りなげに揺れる色褪せた赤い布。
それはここへ来る前、祭壇の手前で見た四枚の布の色に良く似ていた。
二人で暫く色褪せた布を見つめて小さく【声】を出し合い、そしてほぼ同時に歌う。
『私』の予想通り、布は一瞬の内に鮮やかな赤色を取り戻していた。

光を放ちながら短くなり消滅する布のたもとから、無数の赤い札が現れる。
それらは向かうべき場所を知っているような迷いの無さで空を舞い……
高所にある二つの間で、大きく柔らかそうなアーチ型の赤い布となった。

砂地に足を着けたまま薄茜に染まった空を見上げてみる。
風を受けて揺れる赤い布は、まるで足場と足場を繋ぐ橋のように見えた。


遥か頭上、赤い布で繋がれた足場は二つ。
未だ孤立したままの足場が、その前後に残っている。

『私』達は砂地のあちこちを眺めて色褪せた布と台座を探し、そちらの方へと走っていった。


赤い布を使って、空の道──赤い橋を作るのだ。
おそらくはそれが、目指すべき場所へと近付く方法に違いない。
| 風ノ旅ビト | COM(2) | TB(0) |
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