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2012-03-30 (Fri)
折角だから思うままにだらだら書こう……と決めたは良いんですが、
どうやらかなり長くなりそうですよ、「風ノ旅ビト」1周目プレイ記。

ちょっと細々書き過ぎな気もするんですが、書きたいんだから仕方が無い!
…の精神で言葉を積み重ねております。と言うか7日じゃとても終わらんぞこりゃ。
だってこれ、進み具合は昨日の記事分とそう変わらないのに、文章量だけ2倍だもの(汗)


あと今更ですが、普通に順路や攻略要素のネタバレが混じってますんで
未プレイの方は本当にお気を付けて。


OKですか?
では、再び追記からどうぞー。


~風ノ旅ビト 1周目~

chapter 1-2

砂丘を滑り降りた先に待っていたのは、先程よりも尚広くなだらかな砂原。
『私』が座していた場所とは違い、先程砂丘の頂上にあった道標が幾つも立っていた。
布こそ結ばれてはいないが、この向こうに進めと『私』を導いているのだろう。
そう結論付け、『私』は立ち並ぶ道標の間を抜けて、ただ直向きに砂地を進んだ。


やがてそう遠くはない場所、光を放つ建物のようなものが見えてきた。
光を放つ建物、ではなく、建物の上に光を放つ何かがあるのだ、と気付いたのは、
永い時を砂漠の風と共に過ごしたのだろうと思わせる、崩れかけた建物の足下に近付いた後だ。

ここには何かある…己の確信に従って、元の形を失い半ば瓦礫と化している階段を上る。
そこで『私』を待っていたのは、白く光を放つ不思議な文様だった。


支えを持たずに宙へと浮かび、眩しい程の光を放つ不可思議な文様……。
それが何なのかが分からず『私』はおずおずと側へ近付き、足を止めた。
佇む私の周りを、文様から長く伸びた光の筋が取り囲んでいく──。

何が起きるのかと身構える『私』の目の前で、光は少しずつ薄れていった。
そして文様が消えた時…『私』の外套の首筋には、赤く短い布が生えていた。


これは何だろう?
文様と入れ替わるかに生えてきた赤い布を、歩く事でひらひらと風に靡かせてみる。
するとどこからともなく、赤い札が外套を擽る様に側へと近付いてきた。
……赤い、札?

近付いてきたものを改めて良く見てみる。
先程まで文様の存在していた空中を自由に動き回る、赤い長方形。
どう見ても、それは赤い札にしか見えなかった。

赤い札が何故『私』の側へと来るのか、そして何故自在に宙を動けるのか。
後者は良く分からないが、前者の理由はそう時を待たず分かった。
札が触れた外套、正しくは外套から生えてきた布に、不思議な文様が現れたのだ。

その時、『私』は道標を見た時と同じ強い思いを感じた。


──歌おう、と。
──今なら、重力の頸木から抜け出せる、と。


衝動にも近い何かに突き動かされ『私』は初めて【声】を出した。
音に近い【声】が砂漠の空気を揺らし、柔らかく広がっていくのを感じる。
次の瞬間、【声】に触れた赤い札達が一斉に光り輝いたのを、『私』は見た。

輝く札が群れ集うように『私』の周囲へと集まってくる。
札の放つ白い光に包まれながら、『私』の体はふわりと宙に浮いた。


心の赴くまま、背から伝わってくる浮力に身を任せる。
外套を翼の様に振るって更に上へと体を運ぶ。
風をはらんで翻る外套の音が、耳に心地良かった。
…そうして空を舞ったのはほんのニ、三秒の事だったろう。
程無く、『私』の両足は元の建物に迎えられた。


どうやら外套に生えた布の力は有限であり、その力の源は空中を泳ぐあの赤い札らしい。
使った力は、赤い札に触れる事で再び外套へと蓄えられる。
そして赤い札達は、『私』の声に反応して側へと集ってくるようだ。

その事を理解した『私』は、建物の上から改めて砂原を眺めてみた。
先程までは気が付かなかったが、赤い札が宙を泳ぐ地点が幾つか見える。
赤い札の力を借りながら進めば、空を舞いながら進めるかも知れない。
『私』は再び赤い札を呼び集め地面を蹴った……赤い札の見える次の地点を目指して。
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